予算を「一面」に集中。築28年ハイツの空室対策

周辺の景観に埋もれた外観、外から丸見えの1階バルコニー、分かりにくかった敷地入り口――。そんな物件の課題に対し、建物全体の改修を行うのではなく、入居の課題となっていたポイントへ予算を絞って集中投資したリノベーション事例です。

近隣物件と差別化する「妻面のみ」への配色戦略

事前の建物診断で入居に至らない原因の一つが単調なベージュ一色の外観でした。特徴のないデザインは街の景色と同化しやすく、賃貸ポータルサイトの画像や通りがかりの際に入居希望者の印象に残りません。

だからこそ、周囲に埋もれないための施策として、この物件において最も視線が集まりやすい妻面(建物の側面)のみに絞って塗装を行いました。深みのあるダークブラウンの塗装とレンガ調のアクセントタイルにより、建物の一面へ目を引く高級感を持たせています。

建物全体を塗り替えることなく、この確かな配色戦略によって競合アパートとの明確な差別化を実現しました。

周囲の視線を遮りプライバシーを守る外構デザイン

さらに外観の好印象を入居へつなげるため、1階バルコニーの露出問題を解消しました。道路から部屋が丸見えになる懸念をなくすため、塗装した壁面と調和する木目調フェンスを設置。視線を物理的に遮ることで、入居者が重視する安心感を守りながらモダンなアクセントを加えました。

また、同じく敷地への入り口が曖昧だった問題も、一体的なデザインで改修しています。道路との境目に石目調タイルの門柱を新設し、足元には土間タイルを敷き詰めました。

これらのリノベーションにより、物件全体のグレードを高め、競合物件に負けない付加価値を生み出しました。効果的なポイントへ投資することが費用対効果を最大化させ、内見に訪れた方の「ここに住みたい」という気持ちを引き出します。

空室対策においては、事前に建物診断を行うことで、この「正しい投資先」が明確になります。物件の現実と真摯に向き合い、どこへ資金を投じるべきかをじっくり選定することこそが、これからの安定した賃貸経営と大切な資産を守ることにつながります。

物件情報

建物種
賃貸ハイツ
所在地
福岡県福岡市
築年数
28年
構造
木造2階建て
間取り
2DK
施工箇所
外構、外壁、共用部
戸数
8戸
ターゲット層
単身者、二人暮らし

物件情報

建物種
賃貸ハイツ
所在地
福岡県福岡市
築年数
28年
構造
木造2階建て
間取り
2DK
施工箇所
外構、外壁、共用部
戸数
8戸
ターゲット層
単身者、二人暮らし
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プランナーの声

既存の建物と新しい施工部分が違和感なく調和するよう、カラーシミュレーションを重ねて色使いや素材の質感を選定しました。内見に訪れた方がエントランスを一目見た瞬間に、管理の行き届いた清潔感と安心感を感じられるよう、名称看板やタイルの配置といった細部まで意匠を整えています。入居者様を毎日心地よく迎え入れるエントランスへと刷新し、オーナー様の長期的な経営安定に貢献できる仕上がりを目指しました。

入居者の声

オシャレな門柱や目隠しフェンスの新設はもちろんですが、雨ざらしだったポストの移動や握りやすいドアノブへの交換といった配慮もしてくださり、本当にプロのアイデアだと感動しました。